院試のFAQ的な何か
何を考えてるのか院試の口頭試問について検索で来ているのが何人か居たので、折角だし筆記と口頭試問についてわかる範囲で一般論?をFAQっぽく纏めておく。手元の情報が少ないので嘘情報がそれなりに混入されてるかもしれないのでその辺は要注意。理系の院を受ける人は適当に参考にされたし。大体学部2年か3年くらいをターゲットにしてると思ってください。
Q.院試っていつぐらいから考えるものなの?
A.就職活動を考える時期くらいに考えればいい感じ。まぁ、理系だとかなりの率で進学するだろうから進学するかどうかを考えればよさげ。
Q.外部ってどうなの?
A.場合によっては学部を受けるより簡単に合格もらえることもある*1ので、「これがやりたい」というのがあればお勧め。
逆に「これがやりたい」というネタがなかったり、就職実績とかだけで行くと結構微妙な感じに。正味今居る大学で出来る研究だと「何でうち来たいの?」って話になる訳で、その辺口頭試問でよく突っ込まれるので考えておく必要はあるかと。
外部進学でも内部進学でも早めに表明しておかないと揉めるので、配属決まる時点or4年次開始時点くらいには研究室に報告しておいたほうが無難。特に外部は任せる研究とか色々あるらしいので研究室とよく相談を。
Q.説明会とか研究室見学とか行ったほうがいいの?
A.問題がないなら行くことを強く推奨。特に研究室見学は、外部進学狙いなら寧ろ多少問題があっても行け ってくらいには大事。
内部向けも兼ねてる場合が多いので、特にスーツとか着ていく必要はない感じ。
まぁ、説明会自体は院のHPに書いてあるようなことをだらだら説明したりする場合も多い*2のだけれど、質問コーナーは大事。個別に聞けば案外色々教えてくれる*3。まぁ、内部進学なら特に聞かなくても情報は色々入ってくるだろうけれど。
教授陣の裁量が大きい*4ので、教授に顔を覚えてもらうのはそれなりに大事なことでしょうし。
院生の人を捕まえられる機会があれば、どんな勉強をしましたか? なんて話を聞いてみるのもありかもしれないし、研究室の雰囲気について聞いておくのは大事だと思う。
特に外部の時は「こういう事がやりたいんです」とかアピールして覚えてもらっておくと口頭試問のとき多少なりにやりやすくはなる感じが。何にせよ外部からの進学狙いの場合は如何に何故その研究室or院を狙っているのかを明確にアピール出来るかだと思う。日程が合わない場合、別途メールなどで話を伺うのも手段だけれど、その場合は失礼のないように。
Q.試験の倍率ってどの程度?
A.詳しくは募集要項とか見てくださいな。
個人的に知ってる範囲だと大体2倍未満が多いかと。1倍割り込むところもあるけれど、1倍割ろうが容赦なく落とすところは容赦なく落とすので倍率だけで判断は難しいところ。研究室単位だと普通に2倍3倍とかよくある話。
Q.筆記試験って何割くらい取ればいいんですか?
A.確か5割程度。普通は7割も取れてれば他*5で相当ボロボロでも大概問題ないはず。まぁ、概ね成績順に取られると思って間違いないので詳しくは入試説明会とか行って聞くと良いかもしれない。上手くいけば答えてもらえる。
Q.専門って何勉強すればいいの?
A.まずは過去問を解く。出題傾向とか結構適当な場合もあるので、繰り返し出てる問題は要注意。
解らないことがあったらその問題がどの分野の物か見当つけた上で、その専門の教科書に当る。数年分をきっちりこなす頃には大体網羅できているのではなかろうかと思う。
見当がさっぱりつかなければ、説明会の時にどの辺を勉強したら良いですか? 的なことを聞いておくのも手段。受験を実際に経験してる院生に聞いておくのがベストかもしれない。
新設の院の場合は…広く浅くやっておけ としか。何にせよ説明会とかで情報を仕入れるのは大事。案外フレンドリーに教えてくれる場合もある。
時期的には1ヶ月前から2ヶ月前くらいに勉強始める場合が多いそうな。
Q.英語って大事?
A.それなりに大事。まぁでも受験するのは修士の場合大学4年生なのでそんな超絶スコアを叩き出す必要はないかと。正味理系の場合、専門が割と重視される場合が多いので英語でずっこけてても専門が出来れば許されることはそれなりにある。まぁ、専門がどんぐりの背比べになった場合英語の成績順に第一志望に押し込まれるとかありがちなので勉強は怠らないほうがいいけれど。ランクにもよるけれど、大体TOEICの点数でこんな感じだと思う。
スコア | 評価 | コメント |
-450 | 悪い | 間違っても英語は得意とか言わないほうがいい |
450-550 | 悪め | 極端に悪くはないけど良くはない |
550-650 | それなり | 英語については特に何も言われないと思う |
650-750 | 良い | 英語頑張りましたって言っていいと思う |
750-850 | 凄く良い | 英語凄いね と褒められるクラス |
850- | …。 | もう英語はいいから専門やってください |
TOEIC利用の場合は受験までに複数回試験が受けられる場合がほとんどなので、一発で高得点叩き出した場合以外は余程がなければ複数回受験したほうがいいだろう。受験に際しては成績表提出締め切りとかを良く見ること。結構余裕を持って受けないと受験資格がなかった なんてこともあるので気をつけて。
TOEFLは…受験料とか洒落にならない上に受験会場が少ないので計画的に受験勉強を。予約は1ヶ月から2ヶ月前くらいにはしておかないと会場とれない事もあったので注意。iBTで60点-80点あれば多分言う事ないけれど、そもそも受験機会が限られてるので点数余り見てない可能性も…。
Q.口頭試問ってどんな感じ?
A.教授が全員集合してる前で5-15分口頭で応答します。一人の場合も3人程度一まとめにされる場合もあります。
志望動機とか志望研究とかをメインに聞かれることが多い。内部の場合は適当なこともあるし、志望研究の調査票を1枚フルで書かせるタイプの場合は聞かれないこともある。何故この研究室なのか?については聞かれてもいいように回答を用意しておくこと。あと、博士課程への進学を希望するのかについても比較的聞かれる模様。
卒論で何をやる的なことを聞かれることもあるので大体のテーマを
試験の出来について聞かれることも多いらしいので、余裕があれば試験の見直しをしておくと吉*6。
筆記で見れなかった分を見なくてはいけない都合もあって、口頭試問の所要時間と筆記の出来は負の相関がある気がする。取り敢えず良かった探しをされ始めたら当落線かなりきわどいところ似ると思って間違いない感じ。全然ダメだと良かった探しもされないことがあるけれど。割と出来が悪いと色々覚悟したほうがいい感じではある。
あと、可能ならスーツなどフォーマルな格好を推奨。筆記は割と普通に私服とかでいいみたいです。
Q.留年してても大丈夫?
A.割と大丈夫なようです。こちらが留年について言及するまで何も言われなかったこともありましたし。
Q.成績票はどれくらい加味される?
A.多分余り加味されないような気がします。優とか良とか多いに越したことはないですが、壊滅的でない限り筆記試験で挽回できるのではないかと。