怒りについて。
算術師です。
余りに眠くて9時になる前に寝てしまったら起きたのが4時前でした。
もう少し規則的な生活を送りたいと思う今日この頃です。
久しぶりに紅茶入れたら何だか微妙な出来栄えでした。
色々な意味でリハビリが必要なようです。
さて、17日のエントリ「冷静になる為に考えること(劇薬入り)
」にdemianさん
とNakada Hiroshiさん
のお二方からコメント(トラックバック代わり含む)
を頂きました。
Nakada Hiroshiさん
が関連エントリを書いていらっしゃいますので、紹介させていただきます(当該記事
)。
お二方のコメントで共通して指摘頂いた事は、怒りの制御は難しいと言うことです。
正直過去に私も色々やらかしているので痛感するところです。
怒っている最中は冷静であるべきと言った心情はかなりの勢いで放棄されていますから、我を忘れているのは当然と言えると思います。怒ってる最中に、「あ。私怒ってるな。」と認識できるのは中々レアケースだと言えると思います。寧ろ、我を忘れない怒りと言うのはある意味ポーズなのかもしれません。
こういった状況での自制をするには経験値を増やして行くしかないのでしょう。
Nakada Hiroshiさん
の記事
でも述べられていますが、Blogでの記事発信に冷静さを確保する意味では時間を置いて改めて記事を読み直すのは非常に有効な手法だと思います。
また、 怒りに我を忘れてしまったときには、自分は何に対して我を忘れてしまったのか? を分析するのも有効では無いかと思います。
自戒の意味も籠めて、過去に怒りに殉じてやらかした事例を一つ挙げながら試しに分析してみたいかと。
高校生の生徒総会でのことです。
当時長々と予算報告読み上げるだけの生徒総会に不快感を感じていた私は、質疑応答のときに
「裁量権の無い生徒総会に何の意味がある?」
「資料読み上げるだけなら、こんな式やらずに放送で済ませろ」
等等発言して生徒総会ぶち壊しました。
応答に当たった生徒会副会長さんはヒステリー入って泣いてしまいました。
「私たちに裁量権なんてありません。」と言った旨の発言を繰り返していました。
(確か副会長さんは女性だったと記憶しています。重ね重ね悪いことをした物だなと、そう思います。)
まぁ、その後結果はお寒い限りで…翌年の生徒総会では質疑応答が事前報告制になり、その翌年には質疑応答自体廃止されてしまいました。
まぁ、発言内容自体は今でも正当性はそれなりにあったと思っているのですが、そう言う類の発言をすべきだったのか、また自己満足に走ってしまったのではないか、人を排撃してまですべき発言だったのか、等々自戒すべき点は多かったと思います。
さて、この時私が何に対して我を忘れて怒ったのか。
この時私が槍玉に挙げているのは生徒総会のあり方です。
17日の記事
を引き合いに出して言えば、私は生徒総会のあり方に期待をし、それが裏切られたと感じた訳です。
では、私は生徒総会にどのような期待をしていたのか。
記憶の範囲で自己分析するところ、要するに生徒総会には運営に裁量権があり生徒の意見を代弁するべきだ、とでも期待してたのでしょう。更に言えば、その裁量権で私の意見を取り扱って欲しい、実行に移して欲しいと期待したのでしょう。(まぁ、中途半端な進学校だった私の母校にそれは期待できる筈も無かったのですが。)
で、生徒会からの回答が「裁量権はありません」だったので当然期待の前提条件は見事に崩されて、「発言の場まで用意しといて、さも裁量権ありそうに『生徒総会』とか銘打っといて…裁量権が無いだと? ふざけるな!!」とぶちきれたのでしょう。(この場合、怒りの矛先は生徒会よりも権限を制限している学校サイドに向かうべきだったのでしょう。まぁ、そこまでやる価値があったとは思いませんが。) …。
要は学校だとか生徒会だとかに過大な期待をしていたのが原因なのでしょう。
何だか分析してみると、まぁ思うところはわからないでも無いけど怒りの向ける矛先間違えてるわ限度を間違えるわで痛いなぁ…と思います。要は、それって其処まで爆発するようなことか? と。
兎も角、こんな感じで分析してみれば自分の怒りが結構他愛も無い問題だったり、大暴れするには至らない(冷静に対処すれば良かった)問題であると認識できるかもしれません。
実用になると思いましたらお試し頂ければ幸いです。
追記:
とは言え、怒りに我を忘れるほどの問題と言うのは本人にとって切実で重要な問題な訳ですから、何に対しても常に冷静で居るのも問題なのではないかと思います。寧ろ、それは冷静なのではなく全てに対して醒めているだけなのでしょう(今の私がそんな感じなのかもしれません)。
殉じる事が出来るだけの怒りを持つ事は、努めて冷静さを保つことと同じくらい大事なことだと思います。勿論、吟味した上で尚怒るだけの理由があると判断すような怒りを持てるなら、ですが。