進化について

算術師です。



今晩中に2つ3つエントリを起こそうと張り切っていますが、実行可能かどうかは結構微妙かもしれません。



まぁ、今晩を8日の夜明けまでに拡張して、何とか有言実行としたいところです。(この文章は10時ごろに書き始めました)




さて、今回のお題は今まで散々取り上げる取り上げると言っていた進化について。割と説明文くさいです。



進化を体系付ける、所謂進化論については現在でも諸説ある状態です。



進化・進化論と言えばダーウィン
が有名です。ダーウィンの進化論は形質の有利不利が生存率の差を生み出し、形質が変化して行く、と言うものです。



これと遺伝学上の発見である突然変異が組み合わさってネオダーウィニズム
です。この理論は何故形質が保存されるのか? 何故形質の違いが発生するのか? を説明する材料としてそれぞれ遺伝子の存在と遺伝子の突然変異を挙げた物です。一般に進化論といえばこれを指すと言っても過言ではないと思います。

まぁ、相変わらずミッシングリンクは出て来ない訳ですが。



さて、この他にも色々異説はあります。例えば、ラマルク
が主張した進化論は獲得形質の遺伝を盛り込んでいます。 獲得形質と言うのは、後天的に得た形質のことです。例えば生まれつき体の弱い人が体を鍛えた結果丈夫な体を得たとすれば、その丈夫な体は獲得形質です。



遺伝子が突然変異するならまだしも、獲得形質が遺伝できる訳が無い。大体どうやって獲得形質が遺伝形質になるんだ。と批判されてこの説は一旦緒釈迦になりました。最近DNAに関する研究が盛んになって来たお蔭で遺伝子の発現(要するにこの細胞ではこの蛋白質作りますよ、といった指示スイッチのオン・オフのこと)に後天的な要素が関与していることが明らかになっています(これに関する研究をエピジェネティクスと言うそうです)。これが獲得形質の遺伝要因になっているのではないのか? という説もあります。こう言った遺伝子研究を基にした修正版ラマルク進化論の事をネオラマルキズムと言います。



とは言え、結局獲得形質の遺伝は一部の例外を除いて認められていません(退化(最近は退縮と言うそうですが)に関しては獲得形質が遺伝することが完全に認められている)し、単純に同一環境に居るからそうなるのだと言う場合も多いと思います。



他には何故か有名な仮説にウィルス進化説があります。小説とか漫画で稀に取り上げられる仮説でもあります。要約してしまえば、進化の原因となる遺伝子の書き換わりはレトロウィルスが侵入することで発生したのではないか? と言う説です。

確かにヒトのDNA内にはレトロウィルスの物と思われる配列が残っているそうですが、果たして全ての進化がウィルスによって引き起こされるのか? と言われれば難しいかもしれません。



更に他の理論としては中立進化説があります。これは、生存には致命的ではないような小さな変異の積み重なりで大進化が達成されるという考えです。



まぁ、その他にも総合説・先行加速説・断続平衡説等があるようですが、文章量が膨大になるので省略します。このページ
を見るとそれなりに解説されているようですので、読んでみると良いと思います。



DNAと遺伝子に関してはまだまだ研究の余地が沢山あるようで、正直書き出してみた物の手に余ると言った感じです。私の進化に関する個人的な見解については次回以降に述べたいと思います。








2004 04 08 8:15の加筆修正



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