収穫を待ち望み、そして恐れる

正直、私は屈折してるのでしょう。

何をやるにしても達成してしまうのが恐ろしいのです*1。やり遂げてしまって、願望が実現してしまうのが恐ろしいのです。恐らく、今の不遇を全て未達成の計画に帰着できなくなってしまうからなのでしょう。散らかった部屋、未消化のタスクの山、予告するだけで書かれる事のない記事…全てそれは、保険なのでしょう。今そこにある理不尽を理不尽として受け入れるための。

行く行くと言って置きながら心療内科に行かないのも、治療されてしまうことで精神的な不調に全てを帰着できなくなってしまうからに他ならないのかもしれませんし、狂気に憧れつつも踏みとどまってしまうのも、狂気を手にしてしまえば縋るべき寄る辺を失ってしまうからなのでしょう。

そこそこ親に暴言吐かれたり*2殴られたり*3学校で排除食らったりしてきたわけですが、あれはかなり私に影を落としたのでしょう。例えば結局成績しか見てない態度*4だったり、口を開けば要求とか非難とか叱責しか吐かなかったりする親か、変人変人と延々後ろ指差してくれた中学校の連中とか*5、が。

正直こんなこと言い出すと、全部奴らの所為だ、奴らが悪いんだー! とか勝手に解釈して定型の「は? お前その歳になって責任転嫁?」とか愉快なことを言い出す人もいなくもないなと思って少し心証悪いのですが。てか、書きながら20回ぐらい自分で自分に吐き捨てましたが。

意味は仮構といいつつ、その仮構を恐れる私は酷く滑稽だというほかありません。

*1:程度問題もあるが

*2:俺はつらいんだ、お前そんな下らないことで寝込んでんじゃねぇ とか。そりゃ薬がぶ飲みで毎日戦ってりゃ38度の熱くらいは「は? ざけんな」ではあろうが。

*3:本人曰く、「自分も家庭内暴力を受けてきた」とのこと。私に言うのはそれは体よく懺悔して免罪符を得ようって発想なのではと。ま、この手の悲劇は連鎖するとは言うけれど、当事者になってしまうと有難くない。接触機会が減った所為か最近今更のように丸くなっているので愛想よく接してみてはいるが、最早今更である。

*4:こういう態度を私が求めてると解釈していたようだ。ある意味その解釈は正解ではある。高校末頃には最早親というより出資者だと認識していた。

*5:人でいっぱいの廊下が私が近づくと中央ががらんと空いたりしてた。嫌な視線込みで。